ゴエモン

キャシャーンの人が監督した二作目。キャシャーンに比べると目が廻るような変な演出がなくて普通にみれる映画でした。シナリオ書きながら見ようと思ったら普通にみてしまった。
本能寺の変から十五年後のパラレルワールドを舞台に色々経緯があって、信長の忍者だったゴエモンが秀吉暗殺を企てる話。
天地人』とは逆に秀吉が大悪人、三成が『華の慶次』にでも出てきそうな小悪党で家康は比較的善玉扱い。
キャシャーンでは唐沢俊明の演技が光っていたけど、今回はガレッジセールのゴリが好演。代案のないのにごねるウザい男をうまく演じていました。

実態はだいたいキャシャーンと同じような話です。同じ話がしたいなら、前回もわざわざキャシャーンでやらなくてオリジナルでやればよかったのに。戦争で流れるのは民衆の血じゃないか。戦いはもうやめてー! と主張しながら、一般兵士を容赦なくばったばったと切り倒す話。
この頃の流行だったのかなあ。これがゆとり教育の結果か?