スクール・オブ・ロック

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

面白いという下馬評どおり、ちゃんと面白かった。
109分とわりと短めだったし。


見てる最中はさほど気にならなかったが、「スウィング・ガールズ」は見てないんで分からないんだけど、名門私立校の真面目な生徒たちがロックを教える妙な代理教員(本当はニセモノ)によって感化されていって、コンテストのステージに立って演奏する終盤までの話の運びは「天使にラブソングを」にそっくりなんだよなあ。


無責任な自己中心野郎だった主人公が、ちゃんと周りを見る目を持っていて、ちゃんと子供たちを褒めること、落ち込んだ子供や傷ついた教師を励ますことにホロリと来るんだが、その間に伏線がないのが気になるんだよなあ。
他にも全体でいくつか、伏線が足りないような気がする。


ああ、なんか振り返ると欠点ばかりが思いつくんだけど、面白かったんだよ。
展開にはスピード感があるし、いくつか挟まれるギャグには笑うし、しんみりとするシーンもあるし、娯楽作としては水準以上の出来だと思う。
すくなくとも、一昨日みた「ロング・エンゲージメント」よりは見ていて楽しかった。
映画として出来がどっちがいいか、はまあこの際横においておくことにして。