PRINCIPIA (プリンキピア)

PRINCIPIA


第四回アスキーエンターテイメントソフトウェアコンテスト受賞作品。
2000年に公開されたフリーの同人ゲームを今更知って遊んでみました。
気がつくとモロにはまって6時間ぶっつづけで遊んだ俺がいる。


実在の17世紀後半の科学者の一人となって、実験や推察を繰り返し、
数々の論文を書き上げてロンドンやパリの研究機関に発表し、
自らも学術の進んだそれらの都市に移住し、研究機関に入会して、
その内部で幹部職、最終的にはアカデミーを大きくしつつ、
その会長を目指す、というシミュレーションゲームです。


ノリとゲームシステムとしては、「銀英伝Ⅳ」。なのかな。
ニュートンライプニッツ、レーウェンフック、カッシーニと4回遊びまして非常に満足しました。


攻略法はほぼ一回目でパターン化されるのですが、それでも4回遊んだのは、
研究分野が広いため、全部の研究分野をみるのに時間が必要だったのです。


なにしろ、科学者たちはそれぞれ天賦の才能を持っているため、
たとえばニュートンは光学・天文学・力学・数学に優れますが、
生物学・熱力学に弱くて研究が進まなかったりします。
あと、ニュートンは二十代から始まるのでたっぷり研究期間があるのですが、
わりと2,30年間でほぼ半数以上のキャラクターが寿命を迎えるため、
一人がまとめられる論文の数は一般的にはさほど多くありません。


そもそも、プレイヤーが選ばなかったキャラクターたちも勝手に研究を
進めているため、自分がやっている分野も他のキャラとの発見の取り合いに
なりますし、自分が選ばなかった分野は他人の草刈り場になっています。



つーわけで、ニュートンで光学→力学→天文学(宇宙の性質、月)。
ライプニッツで数学(幾何、数論)。レーウェンフックで生物学→熱力学。
カッシーニ天文学(彗星、土星、月)と繰り返し遊ぶことができました。


音楽が、SRCの艦隊戦リレーを彷彿とさせるものだったのも、
はまった原因の一つだと思います。


贅沢を言えば、1667年以外から始まるシナリオが欲しかったのと、
どうせなら無茶苦茶研究を続けると奇想天外な発見ができると良かったな。