奇妙な戦争
二次創作・ロト王家の歴史 もくじ
1.DQ3→1編
2.DQ1編・前半
3.DQ1編・後半
4.DQ1→2・前編
5.DQ1→2・中編
6.DQ1→2・後編
7.DQ2編・前編
8.DQ2編・後編
同盟軍の結成まで
ローレシアはムーンペタの保護のため、すぐに三国へ宣戦を布告した。
だが、同じ同盟国であるサマルトリアの反応は鈍かった。
ロト王家が絶えていたためローレシアとの一体感もなく、
もともとローレシアに比べて有力者に親アレフガルド派が多く、
さらに強力な国軍を持たないサマルトリアにとっては、
戦争に積極的に関わる必然性がなかった。
このため、ローレシアの軍使は何度となくサマルトリアを訪れ、
各地でサマルトリア軍の上層部との会談を求めたが、
王城でも軍営でも、まったく面会することができなかった。
同盟軍の誕生
アレフガルド軍はサマルトリアの西岸へ上陸した。
サマルトリアはこれを迎撃すべく動いたものの、
サマルトリア軍は弱兵であり、また極めて士気が低かった。
アレフガルド軍の前に惨敗し、旧サマルトリア城跡を奪還された。
この状態に至って、ようやくサマルトリアはローレシアと協調歩調を取るようになった。
ローレシア、サマルトリア同盟軍は旧サマルトリア城で、
アレフガルド軍と抗戦、アレフガルド軍が毒ガスを利用したため、
大きな被害を受けたものの、かろうじてこれに勝利する。
ついで、同盟軍はローラの門からムーンペタ半島へと進撃し、
じりじりと戦線を押し下げることになった。
ローレシア軍は、サマルトリア軍に常に足を引っ張られたものの、
着実に勝利を続け、会戦後数ヶ月でムーンペタを奪回した。
ローレシア軍は、ルプガナに協力的だったムーンペタの指導者を
悪魔のように中傷して牢獄へと放り込み、変わってロトの血をひく、
という少女をどこからか捜し出してきて、ムーンペタの女王とした。
この少女はローレシア軍に発見される以前の記録が乏しく、
出自が極めて怪しかったため、さまざまな説が生まれているが、
実際の所はムーンペタの親ローレシア派が担ぎ上げた傀儡であった、
というのが定説である。