マザー3 「とても長くて混乱する話」

MOTHER3

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第八章。遊ぶこと二十時間。
ようやく終わりが見えてきた。のか?


世界が滅んで、最後に生き残った人間たちは、
自分たちだけの小さな世界を作り上げました。
リーダー以外の全員はすべての物事を忘れ、
オールドファッションな理想郷のなかで、
おのおのの役割を演じることにしたのです。


でも、外部の世界からの無邪気な悪意によって、
ゆったりと完成されていた世界はゆがみ、
理想郷はねじれていくのでした。


それにしても、なんだっけ、これ「カラーオブハート」?
……ああ、ディックの「ユービック」か。*1


ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)

ユービック (ハヤカワ文庫 SF 314)


昔のサブタイトルにあったように、「やっぱり」奴か。
奴が世界を朽ち果てさせていく辺りも「ユービック」な感じ。
……世界観が古くなるにつれて、未来の技術知識を失っていく、
というSF小説がなかったっけ。いや、「トーグ」とかでなしに。


ああ、知人に勧めようと思っていたのに、最後がこれだと、
マザー2をやってない人には、薦められないじゃないか。


マザー2とセットで薦める? むー。

*1:いや、もちろん「僕地球」でしょう