マザー2
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 1994/08/27
- メディア: Video Game
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妹が「スーパーファミコンが映らなくなった」というので、
テレビ台の下に眠っていたマザー2のカードリッジを差し込む。
映る。
機械の体に魂を込めた四人の姿。先頭の赤い帽子。
そこは素敵なラストダンジョン。
懐かしく、かつ現在進行形な感じなので、少し遊んでみる。
道具も、戦い方もすっかり忘れている自分に気づくが、そんなこと気にしない。
なぜなら、主人公のHPが山のようにあるからだ。……こんなにあったんだっけ。
補助系のサイキックが少ないのが新鮮。
女の子って攻撃魔法だけだったのか。うわー、メガネ弱い、道具だっけ?
主人公以外が全滅しそうになること、2、3度。
そして行き止まりにいるギーグ。
ギーグを殴ると跳ね返ってくることに気がつく前に仲間は倒れ、
また蘇る。ヒーリングで蘇るなんてすっかり忘れていた。
そして、暗闇の底から祈りが届き、ポーキーは「他の時間へ」逃げていく。
メガネの別れの言葉(もし、君たち二人が結婚するようなことがあったら〜。それじゃあな、親友。)と、博士の「四人の子供と一人のじいさんが世界を救うのも〜」とかで、すっかり涙腺が緩くなる。
そして、テレポートのやり方を忘れている。黒こげ。なんで二種類あるんだっけ?
奮戦すること十数分。ようやく家の前に戻る。
この家に帰るのは、十年ぶりくらいだ。
そこでは、犬が待っていて、そうか、この家にも犬がいたのかとそんな気分になる。
結論、スーパーファミコンはまだ動いた。マザー2の記録も消えずに残っていた。