龍が如く２ クリア

龍が如く2

ひとまず終わった。総プレイ時間35時間。
サブストーリー達成度８０％。マリエッタと闘技場、キャバクラを途中で置いてきたので、その辺あそべばあと７〜８時間くらいは遊べるだろうか。

ゲーム全体としては、前作よりかなり「遊びやすく」なっている。
前作で一番だめだった、戦闘開始までの待ち時間が明らかに短くなっており、町中でのエンカウントも減ったので、イライラすることがかなり減った。
なんか適当に殴って終わりだったサブストーリーも、連続するエピソードが増えたり、ムービー付きのが増えた。

んだが、なんだ、このストーリーのキレのなさわ。
「龍が如く」のときの、「運が悪かったんだよ、お前たちは」「てめえら全員皆殺しにしてやる！」的なはっちゃけた台詞まわしのよさが、ほとんど見られなくって残念。桐生の台詞は「なんだと？」「どういうことだ？」ばっかりで非常にかっこわるい。サブキャラクターたちも、出てくるはいいが、どんどんフェイドアウトしていってしまう。せめて遥は中盤で、大吾は後半で、もう少しフォローしても良かったんじゃないのか。
おもうに、「龍が如く２」では主人公の桐生の立ち位置が終始傍観者なのだと思う。「１」のときには、対立しているのがすべて桐生に直接関係している人間だったし、桐生と遥が全ての物語の中心だったから、物語に没入できたんだと思う。が、「２」は基本的に狭山、瓦、郷田龍司が渦中の人物で、すでにヤクザから足を洗った桐生も、警察を辞めた伊達も、単にそれに巻き込まれているだけに過ぎない。だから、やっててどこか人ごと感が漂ってるんだ。

あと、新機軸のはずの大阪が狭い。蒼天堀で街が二分されてるせいもあると思うけど、少しあるくとすぐに「立ち入り禁止」ゾーンになるので、見せ方も悪いような気がする。

総じて、街をぶらつくなら「２」、ストーリーを楽しむなら「１」。