翠水惑星年代記
- 作者: 大石まさる
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2007/09/28
- メディア: コミック
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水浸しになった地球を舞台にした「水惑星年代記」シリーズ、4冊目。前の「環」で一区切りついた話が多かったので、今回、新しく始まったエピソード多し。海面が上がり始めてから一区切りたったものの、軌道エレベーターとかSFな道具立てができる前の世代。
仕事漬けで久々に休みをとった主任さんが、「あたし、休みの日になにをしてたっけ?」と悩む場面。そのあと、一日かけてカレーをつくり、猫の餌場マップをつくり……と休日をつかっていく姿が良かった。自分が、だいたいそんな感じな三連休だったからか。マンガ読んで、茶淹れて、車転がして買い出しに行っただけじゃねえか。
田舎に引っ越した都会の女の子エピソードは、実に少年少女文学でありがちなんだけど、主人公の女の子が二重人格とかでなく、「日常から連続性のある悪い子」で結構新鮮だった。まじめで頑張る先生と対決してしまう場面が良い。
へんたいか。