逆転裁判 逆転のトノサマン

テキストが雄弁。最後の回想シーンがすごい。使い回しの一枚絵と、ときおり入る真っ黒な画面、数行のメッセージだけで、なんとなく情景描写してるんだぜ。
逆転姉妹では割とまともだった真宵から一転、「かなり」ヘンな真宵と馴染みになった糸鋸、人間くさい御劔にオバチャンと、このあとのシリーズの定型をつくった話数のような気がする。ここで真宵をトノサマン好きに設定してなかったら、後々のキャラクター付けはかなり違ったのではないだろうか。あと、御劔が「ハルマゲどん」を「ハルマゲくん」と呼んだり、ニボシを見て「いつも活躍を拝見しています」と言ったのが、後々ミツルギを妙なキャラクターにしていった発端だったのかもしれない。
この前にやった逆転姉妹はそこそこ覚えていたが、こっちはかなり忘れていたのでより新鮮だった。「プロよ」。「ハヤテのごとく」でもぼかされていたが、「ヤクザ」という表現は色々問題があるんだろうか。