リーンの翼 第5話 東京湾
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2006/11/24
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東京大空襲、沖縄戦、原爆投下そのものを富野由悠季が描いた一話。4話までの白い展開があってこそ、戦争そのものの陰惨な描写や、地上にやってきたテロリストたちがはしゃぎ廻る部分の黒さが引き立つ。過去の戦場で死んだ人の数だけリーンの翼の羽根が舞い、王のオーラバトラーは蝶の羽根を広げるのだった。月光蝶かよ。
「リーンの翼では、起きてしまった過去は変えることができない」「力とは、未来を築くために使うものだ」。その戦いのさなか、王はまた「鈴木くん!」と叫ぶのだった。いいなあ、このマヌケさが。自然体の良い子なエイサップと、洗練された悪役の王様と比べ、リュクスはすこし、がんばってヒロインをやりすぎだと思う。