エマ 1〜7
- 作者: 森薫
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/05/25
- メディア: コミック
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アニメになった漫画を読んでみよう編。
軽く始まって、重たく展開し、ある意味ファンタジーとして終わった中編。
面白かった。
同じくイギリスの貴族の一家をテーマにした船戸明里の漫画「アンダーザーローズ」と似ている部分や、そちらで見たような用語が行き交うのだった。いやあ、カヴァネスとか他の漫画で見るとは思わなかった。オリバー・ツイストとか、シャーロック・ホームズの世界。
この前に読んだ「まほらば」の主人公が意外としっかりしていたせいか、坊ちゃんがあまりに障害に対してふがいないのが新鮮だった。他の登場人物はわりとキリっとしてるのに、なんでこの兄ちゃんだけこんなにふがいないのか。そのわりに、友人に恵まれてるのが不思議だ。
エピソードの合間にある一頁まんがが良かった。
登場人物では、ハキムとおかーさんがいいキャラクターだった。
あと、子爵が好き。はっきり悪役なのが心地よかった。