ヨコハマ買い出し紀行 1〜9

ヨコハマ買い出し紀行 9 (アフタヌーンKC)

ヨコハマ買い出し紀行 9 (アフタヌーンKC)

あー、これ、そんな最近の漫画だったんだ。なぜか、てっきり80年代の漫画だとばかり思っていた。水に沈んだ神奈川県のほのぼのとした日常のお話。水惑星年代記の(年代記としての)序盤のようだ。朝比奈とか衣笠とか言われて、あああの辺か、と思うくらいの土地勘が、鎌倉暮らしの自分にはある程度あって、原付であのへん転がしてみようかという気分になる。

確かに、東京でホテルに泊まると、夜があまりに乾燥していて驚く時が多い。

主人公でロボットのアルファさんが老けないのに、タカヒロとか、人間の子どもたちがどんどん大人になって(おそらく連載に伴って年を取っていく)いくのが、非常に新鮮でよかった。この手の何事もない日常が続く系の漫画では、希なことではないかと思うのだ。