北海道旅行記 「小樽」

新千歳空港から快速電車で70分ほど。
オイラは鎌倉の住人なので、江ノ電稲村ヶ崎から鎌倉高校前あたりまでの景色が、電車から見る風景では一番美しいと思っていたのだが、札幌から小樽の間の区間は電車の窓から見える一面の、水平線まで続く海。次第に遠くに見えてくる小樽の港。映画の一場面のようで、嘘のようにキレイだった。一見の価値有り。地元の人たちが全然感心なさそうに座っているのが、また良いんだ。


で、小樽駅前の町並みは小ぶりなのだが、運河付近まで行くと実に景色がよく、港にしても運河にしても、昔からの建物を再利用した店屋や、岡の上に立つ家々にしても、廃線の跡にしても、やたらと絵になるのだ。

昼食は安っぽい店(回転寿司)で寿司(10カン2500円)とビール。夕食は高そうな店(12カン3100円)で寿司とビール。2回にわたって寿司を食った結果、「寿司というのはネタの美味さを味わうものであって、板前の腕前というのはそんなに大きな要素でないのかもしれない」と思った。が、高そうな店で出てきた大トロは旨かったなあ。人生で初めて大トロを食ったような気がする。

宿泊したOホテルは良いホテルだったが、この手のツアーで行くにはやや高級すぎる感じがした。

小樽市総合博物館 運河館に行く。小樽の町の盛衰と再生がテーマか?。漁と交易のための良港として札幌をしのぐ発展をしていた時期に出来たハイカラな町並みと、戦後の凋落と汚れて廃船が浮くようになった運河、そこからの運河の再開発と観光都市としての再生。みたいな。

夜中に町中をぶらついたが、まだ盆の時期だからか、シャッターの降りている寿司屋が多かった。