今年のベスト(映画&マンガ)

映画

2回見にいった「時をかける少女」はアニメの時に書いたんで、パス。

晦日の夜に見ると素晴らしい。三谷幸喜監督映画の中でも一番面白い、と思います。配役をちょっと豪華にしただけで、いつものドラマとたいして変わらないじゃないか、という評価もわからんではないですが。気軽にみて、笑えました。二種類の鹿の話が大好きです。

男の部屋は趣味の空間。有頂天ホテルが「ファンタジー」なコメディだとすると、もうちょっと現実に足をつけた感じが良かったコメディ映画でした。お兄ちゃんの周りに、女の子たちがみんないなくなってしまったあとのぽっかりと穴が開いた感じが良かったです。

昨年は戦争映画ばっかり見てた気がしますが、今年はこれ一本と、年始にDVDで見た「ロングエンゲージメント」くらい。「硫黄島からの手紙」は未見。なぜか、「兵士を見捨てない、というのは嘘か」というシーンがすごく印象に残ってます。

時代劇。小汚い長屋が本当に小汚くて、凄く良かった。仇を討てない侍の、敵討ちの話。DVDで見返すと小ネタとエピソードのつまり具合に息を抜く暇がなくてちょっと疲れるんですが、劇場で見ている時にはとても楽しめました。

マンガ

今年は暇だったせいか、マンガが一杯読めた。

ついに完結。完結したのはめでたいが、今年は残務処理みたいな感じだったなあ。パンタローネの最期の哄笑とか、確かによかったけど、去年の年末のコロンビーヌの泣き顔のほうがずっと良かったと思う。全体としても、迷走を繰り返したし、43冊という無茶な長さになってしまったし。……まあ、「もし、おじさんの手が剣でなければ、僕ら手をつなげるよ」とか、大好きなエピソードも多いんだが。

他と比べものにならない一冊。そして、結末。

去年が「ふたつのスピカ」の年だとしたら、今年は「エルフェンリート」の年だった。嫌な年だな。まあ、それくらいにはまった。ハッピーエンディングがあれば、底までの道程の大半は許せてしまうのだ。その後、エルフェンリートのアニメ版を見るだけでなく、鎌倉ものアニメを見て回るハメになった。

数年ぶりに後半5冊くらいをまとめ読みしたら、面白くて驚いた。「からくりサーカス」が勝の成長物語だとすれば、グルグルはニケとククリの成長物語で、前者は急激な心身の成熟なのにたいして、こちらは思春期の不安定な精神状態を、そのまんままったりと書いてるのが面白かった気がする。DSでタッチペンを使って魔法陣書くゲームとか、出ないかな。

流行物でいうと、これと「スクールランブル」かな? 
最終回をのばしのばしにした感じと、あっさり終わりすぎな感じはするものの、パピヨン斗貴子さんのおかげで面白いマンガになってたと思う。というか、ジャンプの枠の中でよくある少年漫画でなくなったのは、八割方パピヨンのおかげだ。

同時上映「ねぎぽに」(ネギぽにだっしゅ!)。秋くらいから、暇があったらぱにぽにを読んでいた。ずっと「からくりサーカス」とか「エルフェンリート」を読んでると疲れるのだ。


基本は、今年読み始めたものか、今年終わったもの。「スピカ」とか「アンダーザローズ」「DAWN」みたいな、前からよんでて、まだ終わってないものは挙げていない。ちなみに去年読んでたが、結局読まなくなったものは「デスノート」とかがある。