Shadow the hedgehog

シャドウ・ザ・ヘッジホッグ

シャドウ・ザ・ヘッジホッグ

とりあえず四周クリアしたところ。
シャドウ=ザ=ヘッジホッグは、タイトーの「サイバリオン」みたいなゲーム構成になっていて*1、各ステージには2〜3種類のクリア条件があり、どの条件を満たしてクリアしたかでストーリーが分岐していく。


一周七話でボス戦闘が2〜3回程度であるため、ひとたびシャドウの操作に慣れてしまえばサクサクと進めるようになる。
ソニックやテイルズなどは登場するものの、基本的にはシャドウの横でうろうろしているだけで、ソニック=アドベンチャー2みたいに操作するキャラクターが切り替わるわけではないので、シャドウにすら慣れればいい。
ソニック=アドベンチャー2のときには、ナックルズが苦手で困ったが、今回はそんなことは気にせず、破壊の限りをつくせばいいのだ。


そー、シャドウはダーティーヒーローであるがゆえ、人類からもモンスター軍団*2からも、ゲシゲシと攻撃を受けるのであり、当然ながら両方とも倒してしまうことができる。
まー、テイルズやエミーの悲鳴を聞きながら、人間たちをなぎ倒していくと若干良心の呵責を覚えるので、そういう遊び方をする場合には悪の手先をパートナーに進むと、「見ろ、人間どものせいで、この星はこんなに汚れてしまった」とか「醜い人間どもがお前に何をしたのか忘れたのか」とか悪役っぽいことを喋ってくれるので、躊躇なく拳銃の引き金を引くことができる。


・・・・・・いいのか、このゲーム全年齢向けで。


そう。シャドウは火器を使えるのである。
拳銃からバズーカ、ミサイルランチャーからグレネードまでうち放題。
ソニックに比較して、敵がかなり堅いのだが、その代わり火器を使っていけばわりとサクサクと進める。
シャドウはソニックより足が速いので、そのスピードを楽しめる面もいくつかあるものの、それは少数でどっちかといえば堅い敵をうまく火器をつかって倒すガンアクションが比重を占めることが多い。


もちろん、3Dで構成されたマップの入り組み具合はソニック=アドベンチャーを彷彿とさせるし、ちゃんとストーリーがついているソニックは久々なのでうれしい。
でもなあ、ソニック=アドベンチャー2とこれだけ矛盾点が多いとちょっと・・・・・・たとえば、なんでアークはまだ浮いてるんだ?
シャドウは、本当はシャドウじゃないんだろう?
そして、シャドウが復活したのの裏付けがアレだし。
また、ストーリーのつなぎ方がいかにもパラグラフの選択で自動的に作ってます、って感じなので、とくに終盤ではなんでこういう展開になったのかまるでわからないことが多い。


タイトルの「50年後に届いた手紙」というイメージは良いと思うんだけど、その実現方法が「サイバリオン」なのは悲しい。
せっかくソニック=アドベンチャー2であれだけ美しく「Sayonara Shadow. the hedgehog」とやったのはなんだったんだ。

*1:・・・・・・わかる人の少なそうな例えだ

*2:ダークアームズとかいう