太閤立志伝5 必勝攻略法

序論

検索して来る人が増えてきたので、ちょっと真面目に書く。
太閤立志伝5」には必勝攻略法はない。
なぜなら、「太閤立志伝5」は決まった一つのエンディングに向かっていくゲームではなく、プレイヤーが自分で目指すエンディングを決めるタイプのゲームだからだ。どのエンディングを目指すかによって、重視すべきポイントは全く違うものになる。だから、決まった攻略法というものはない。
この下に書いてあるのは、楽に、自分が決めたエンディングを目指すにはどうしたらいいのかという問題への回答にすぎない。
それでもよければ、この下の方を読んでみて欲しい。

書き手の状況

以下、70時間ほどやった時点での攻略法である。なお、観点は「如何に楽にゲームを続けるか」であり、ストレスを楽しむのが好き、という方にはお勧めできないので足からず。あと、PC版なので、PS2だと違うらしい。100時間ほどやったので追記しました。といっていたら、いつの間にか150時間は遊んでいます。でも、まだ忍者と海賊でEDを見たことがない未熟者です。その後、250時間ぐらい遊びました。忍者はEDみました。海賊は何度かトライして挫折中……。

基本(スキル取得のコツ)

このゲームでは、キャラクターの能力値は基本的に上昇しない。価値の高いアイテムで補正しても、生まれついての違いは根本的には克服できない。しかし、スキルを取得することでかなりの部分はフォローできるし、ゲーム上はスキルさえあれば、能力がなくても大抵の事柄はこなせるようになる。(上泉信綱に勝つ、とかはムリだが普通に大名になって合戦で勝ち続けて天下統一したりするのは、最初の能力がよほどヘボくなければ可能)

スキル取得用のミニゲームの難易度は、キャラの能力でかなり違ってくる。また、プレイヤーによっても得意不得意があると思う。
が、まあ基本的にはレベル3くらいまでは有りでやって、4をとるときには「なし」にして回数こなす方がプレイ時間の節約になる。また、ミニゲームの集団戦闘は面倒くさく、個人戦闘はある程度強くないと勝てないので、どっちも最初からオフにすべし。また、演出も簡易なものにしておいて、なにも問題はない。

なお、算術を取得する場合のミニゲームだが、いまさらながら「足し算と引き算は順番を入れ替えても計算結果は同じになる」ということをキモに命じるとよい。たとえば「○−○+○−○=4」といったときに、頭から一個ずつ考えると難しいが、最初を4とおいてしまって、あとは−○二個が+○一個と同じ値になるように考えれば短時間で計算式が書ける。(例えば、+5と−2、−3とすればよい。)ただし、○の数が3つのうちはこの技は使えないので、自分で計算すること&答えと同じ値を最初に置かないことが重要だ。たとえば「○−○+○=4」というときには、「4」を最初においてはならないのは、いうまでもない。(民明書房:算術師事のためのその1)

序盤

基本中の基本から

人と会ったら会話をして知り合いを増やす。特に同じ主君に仕えている間柄の人間とは顔見知りになっておくこと。誰が何の特技を持っているのかは、顔見知りになっていないと分からないのです。
何はなくとも、お金がないと始まらないゲームです。主君に仕えていれば、主君がお金をくれますが、ゲーム内ではこずかい程度にしかならない額なので、お金は自分で稼ぐものだと割り切りましょう。
「お勧め」の木下藤吉郎から始めるのが、イベントも充実していて最初は楽しめると思います。他の職業に比べると、武士がゲーム的には一番しっかり作られてます。どんどん拡大していく織田家の家臣であることも、楽しくプレイできる要素としては大きいです。迷ったら最初は木下藤吉郎で始めましょう。
主命を達成して、時間があまったら修行してスキルを身につけましょう。ただし、修行に時間を使いすぎて、主命伝達会議には絶対遅れないようにしましょう。
あと、日にちが若干あまったときに、交易をして小金をつくるものいいですが、あまりびっしりと動きすぎるとプレイヤーとして疲れます。このゲームはゲーム中で数日ムダに使ってもなんとかなるゲームです。適度にテキトーに遊びましょう。

明日の技能取得のため、まずは金

太閤立志伝で取得できる技能は二種類に分けられる。金を払えば習得できるものと、技能に習熟したキャラと親しくならないと取得できないものである。

  • 金を払えば習得できる:忍術(忍びの里)、算術(商家)、武道(剣豪)、礼法(寺院)、茶道(堺・茶人)、騎馬(馬屋)、水軍(水軍砦)、鉄砲(鍛冶屋)、開墾(南蛮寺)、医術(医者)
  • 知り合いが必要:足軽(柴田勝家とか)、弓術(六角義賢とか)、軍学(竹中半兵衛とか。ただし、超強力な「風林火山」は武田家の人間しか覚えていないので、武田四名臣や真田一族から習得した方がよいかも)、建設、弁舌(羽柴秀吉とか)、鉱山

このうち、知り合いを作るのには、贈り物か茶道が必要であり、どちらも金がかかる。このゲームでもっとも手っ取り早く短期間に確実に大金を稼ぐ方法は、交易品の売買である。ゆえに最初に習熟すべきは「算術」である。算術をレベル4まで極めると「目利き」ができるようになるので、商人から良い品を買えるというメリットもある。が、まあ普通はそこまで極めず、交易した方がいい。「算術」極めるのには時間がかかる。

まずは「算術」をちょっとレベルを上げて、交易商人業につとめ、3000〜5000貫ぐらいの金を手にする。そしたら、その金を元手に近所の商家で大人買いをして(大量に買い出すと商人との個人関係がよくなって、良い品を売ってもらえるようになる)、レベルの高い茶器や武器、和書を手に入れる。ここまでが、このゲームの序盤だ。このとき、次の商売の元手が必要なので、1500貫ぐらいは残しておくこと。

交易のコツは「名物を買って、近所で売値が高い所で売り、そこで別のモノを仕入れてよそで売る」をくりかえすことだ。だが、交易でもうけるには、最初に資金(何百両か)が必要になる。武士系なら酒場で、商人系なら座で仕事を請け負って小銭を稼ぎ、それを元手にして交易で一万貫を目標に増やすべし。注意すべきは、酒場や座の仕事で大銭を狙うと失敗する可能性が高いことだ。交易の利益の大きさから考えると100両や250両ははした金なので、大仕事には手を出さないことである。

近畿圏では「清洲の針と陶磁器」「京の茜と茶」「堺の硫黄」「雑賀の漆器と蜜柑」「奈良の筆」が代表的な産物で、どれも隣の街へ持って行くだけで儲けがでる。ただし、交易品を抱えた状態で山岳地域へ足を踏み入れると山賊がでるので、山賊を倒せないうちは、「清洲で針を買って岡崎でうる」「京で茜をかって目加田で売る」がお勧め。というか、「京の茜」は海外貿易や新特産物を除くと異様な利益率のよさを誇るため、商人以外はひたすら「京の茜」を売り続けるのが良いと思う。商人は中盤以降、特産物を作って売るか、海外貿易した方が、普通の公益をするより得になる。

小金をつくったら、次は「茶道」を習うのがいい。なにしろ「茶道」を習っておけば、贈り物をおくらないでも、なんとなく人間関係を円満にすることができる。世の中には茶道がきらいな連中もいるが、茶道大好きな奴や普通のつきあいをする奴との関係は「茶道」だけでずいぶんよくなる。ただし、「茶道」は堺の千利休に習わないといけないのが唯一の欠点で、近畿圏にいないと非常に厳しい。でも、毎回贈り物を買い込むよりは「茶道」コマンド一つで済む方が楽なので、主命達成後に40日くらいの時間があったら堺まで出向いて「茶道」がお勧めだ。

茶道で親密な相手を増やし、そいつから必要なスキルを入手していくのだ。

武術を習え!

しかし、交易商人業をするには、山賊を避けるために武道が必要になる。ある程度金銭がたまってきたら、武道を習うべし。山賊や海賊にやられると身ぐるみはがされるので、非常に痛い。また、あとあとのことを考えると良い武器を買うだけでなく、武術を習うときには、ちゃんと名前のある人物の所で習うべきである。師範との好感度が高ければ弟子に入ることができ、秘技を手に入れることができるからだ。「目利き」ができないうちに手に入れた武器も、できるだけ師範の所に持っていくのがよいだろう。近畿では柳生、関東では伊藤一刀斎がお勧めである。なぜお勧めなのかというと、塚原卜全とか強すぎて、技を習得しづらいからである。師匠に戦って勝たないと技を教えてもらえないので、適度な強さの師匠を持つことが大事。

主命を達成せよ!

さりながら、自分の金子をためるだけでは出世できないので、主命を達成して出世していくべきだ。勲功をためると出世していくだけでなく、できることも自由が増えるので、ぜひぜひ出世していきたい。まあ、浪人やってるなら出世せんでもいいが、商人と武士は出世してなんぼである。

主命を達成するには、たいていの場合、「茶道」で仲良くなった連中から「弁舌」や「建設」「鉱山」を習っておく必要がある。また、「礼法」で手に入る「割普請」や「高僧人脈」が内政はで重要な札なので、この辺りも順々に習得していくべきだ。

まあなんだ。主命を達成して勲功を稼いで出世していくこと自体が、武士やら商人、海賊の目的達成には必須なので、大名や店主や頭目に成り上がりたいなら、作業と割り切って主命を達成していくことだ。その間に、各種スキルを身につけるなり、知り合いを増やすなり、小銭を稼ぐなりして、後々に備えることが大切で、主命やって後は家で寝てるだけのような状態になってはいけない。

中盤以降

それぞれ、最初の身分から中間身分以上になった時を「中盤」と呼ぶ。

方向性を決める。

もっと序盤からだいたい考えていた方が良いが、何をするかこの辺で考えるべきだ。個人戦に生きるのか、大名・国主・店主などを目指すのか。それとも茶人や鍛冶屋、医者をやってみるか。さらに珍しいエンディングを目指すのか。

個人戦に生きるなら「止血」と「分身の術」

「剣豪や忍者として個人戦に生きるなら、「医術」「忍術」は必須教養だ。「医術」の止血(HP大幅回復)と、「忍術」のうち伊賀で習える「分身の術」、それなりの武器防具を持っていれば、そこそこの剣豪とは個人戦で勝てるレベルになる(上泉信綱とか伊藤一刀斎にはまだ勝てない)。

このあたりで、名前のある剣豪に弟子入りし、秘技を教わって、認可状取得を目指す。7級くらいの武装と、遠隔攻撃や、大打撃技が手に入れば、そろそろ超一流の剣豪と戦っても良い勝負ができるはずだ。

家老・番頭となった後は、譜代の家臣を作れ

家老・番頭になると給料に余裕がでてくるうえ、他家の家臣が誘えるようになるので、ガンガンと手下を増やしていくべきだ。こいつらが、城主や支店長になった場合はまとめてついてきてくれる。逆に言うと、家老や番頭になってしまったら、そんなに自分のスキルを磨く必要性はない。

城主や支店長になったら、あとは優秀な部下に指示したほうが、自分でやるよりよっぽど効果が高い。ゆえに、部下を見繕ってくることと、他家と外交することに注力して、他は部下に任せた方が効率がいい。どうしてもCPU任せにできないのは、武士の場合は戦争、商人の場合は販路を引くことで、これだけは自分でやらねばならない(戦争は任せられるが、CPUは自分より数段弱い)。

その後

国主となると、切り取り次第自分の領土となるが、一国をまとめて一人の国守が支配する状態になると商人から販路止めを食らうので、まとめて支配しそうになったら、大名に一城返してしまったほうがよほど気が楽だ。あとは、拠点を点々と前線に近寄せつつ、物資を輸送しながら転戦していけばいい。

商人の場合はルソンや中国からの販路が引けると一気に楽になる。あとはとにかく大名や家老に矢銭を大盤振る舞いして、御用商人の立場を手に入れたら、他の商人のところから人材を引き抜きまくればいい。

戦争と勢力拡大

戦争するとき気をつけるべきなのは、このゲームの野戦は非常に面倒くさいことだ。出来る限り野戦をしなくてすむように、戦争をしかける前にはひたすら目標の城を「破壊」しておくべきだ。忍術レベルの2以上ある部下が3人くらいで「破壊」をかければ、たいていの城は守備力が40くらいになるので、楽に落とせるようになる。

また、大名は二ヶ月に一度の評定で、やたらと同盟相手の城の防衛をしたがるが、その分自分の国力が弱まるので、できるだけ思いとどまらせる必要がある。このとき「敵が優勢」とか「味方が多い」という理由は実情がわかってないと使えないので「なんとなく嫌な予感がする」という言い訳が有効なことが多い。

攻城戦

敵の城をめがけて攻めていくのが攻城戦である。ただし、城を攻めている最中に敵の増援がやってくると、野戦になってしまう。野戦で勝っても、攻めてきた敵の部将を捕らえられるわけでもなくて、結局もう一度城攻めに戻らなければならない。これはとても面倒くさいので、可能な限り、攻城戦だけで勝負がつくように持って行きたい。
忍術のスキルが高い部下は城の守備力を30ぐらいは削るので、城を攻める前には複数人送り込めば大抵の城の守備力は紙にすることができる。小田原城などは、もとの守備力が異様にたかくて手強いが、守備力が60以下になっていれば、かなり楽に攻められるはずである。逆に言うと、城守備力が100以上あるときには、よほど勝算がなければ攻めてはいけない。
攻城戦が始まったあとは、ひたすら特技の「城門爆破」なり「火攻め」を連打して、敵の援軍が来る前に城を落とす。敵の士気が30〜50ぐらいと低く、味方に「威圧」を仕える人間が複数いる場合は、敵の士気を下げて0にすれば、城に籠もっている敵部隊を潰走させることができるので、有効な場合もあるが、結局城将を撤退させるか、交渉で開城させないと城は落ちないので、士気を下げてる最中に増援が迫ってきてしまうこともよくあるので、要は状況次第である。

でかい城を攻めるときには、応援を他の部将や忍者、海賊に頼むと良い。てきめんに城防御力を削ってくれるし、結局野戦になってしまった場合にも頼りになる。

城を攻め落とせそうなときには、交渉をしかけた方がいい。力押しで落としてしまうと、敵の敗残兵が城を荒らしていってしまう。足軽相手なら、降伏勧告をして開城させようとすれば、大抵成功するし、敵が名前のある部将なら降伏すれば手下部将にすることができる。
大名の籠もる城の場合、交渉で大名に切腹させたり、他家との同盟関係を解消させたり、さまざまな嫌がらせをすることができる。とくに強い大名の場合は切腹させてしまうのも手ではある。というか、このゲームでは信長の野望と違って、そうでもしないと敵部将が死なない。

野戦

攻城戦中に運悪く野戦になってしまった場合は、面倒くさいが頑張って欲しい。また、イベント野戦もいくつかあるので、野戦の戦い方を知っておく必要はある。海の上を移動中に海賊に攻撃を掛けられると起こる「海戦」も一種の野戦である。
まず、最初に、このゲームの野戦は、イベント野戦以外、基本的にプレイヤーに何の得にもならないことを明記しておく。敵の部将を捕らえられるわけではないし、敵の兵隊を減らしてもさほどインパクトはないので、勝っても何の得もない。ただ時間が掛かって面倒くさいだけなのだ。だからこそ、可能な限り、野戦に巻き込まれるのは避けたほうがよい。

基本的には野戦で重要なのは「士気」である。攻撃を受けたときの兵の数の減少幅には士気が大きく影響していて、兵が少なくても士気さえ高ければかなり敵の攻撃に耐えることができる。逆に言うと、敵の士気を下げていくことが、このゲームの野戦の最大の目的である。敵部隊が潰走することに、敵全体の士気が下がる。倒しやすそうな部隊を集中攻撃して潰走させ、敵の士気を徐々に下げていくことが定石となる。
次が「特技」で、「連携」と「一斉攻撃」が野戦の華だ。ふつう士気の高い部隊は攻撃をうけてもあまり被害を受けないが、これら特技を使って攻撃をかけると、あっという間に敵兵力を削ることができる。PC版では総大将が比較的突出してくることが多いので、敵の士気がもともと高かったり、兵力の少ない部隊がなかったりして、士気を減らすのが難しそうなら、敵総大将を狙って味方部隊で囲みかけて「連携」を連打すれば勝てるかもしれない。

小技としては、PC版ではCPUは兵力をよく分散させてくるので、総大将の居る側に味方の兵力を集中するのが大切である。あと、忘れがちだが味方の総大将を突出させないことも大事。全滅しそうだったら頑張って後方に逃がすのだ。

野戦でもっとも有効な特技がPC版では「風林火山」である。武田家臣団とか、真田一族が軍学として教えてくれる技なので、覚えておくと野戦でチート的な強さで敵を撃滅することができる。

おまけで個人戦

個人戦の戦い方は後にも書いてるが、基本はいい武器と防具を買って装備しておくこと、次が分身すること、あと必殺の範囲攻撃を覚えておくこと、さらに医術を習って止血(戦闘中HP回復)を覚えておくことだ。これだけは備えないと、御前試合などにはいけない。

良い武器は金次第で買えるので、5000貫ぐらい小金をつくったら、京都の茶屋で色々と大人買いして武装を充実させるのがいい。分身は伊賀で覚えられるので、個人戦で最強を目指すなら絶対に取っておくこと。あとは地道に師匠から必殺技をならって、範囲攻撃系と一撃で大ダメージ系の技を習うのだ。

以上の条件をみたしたら、基本的には敵の攻撃を受けないように逃げ回りながら、適宜分身を出して、分身に攻撃をさせるのが、PC版個人戦の定石である。分身も自分が覚えている必殺技が仕えるので、分身にガシガシと敵の体力を削らせ、止めがさせそうな状態になって、うまく自分が範囲攻撃できそうなら、範囲攻撃をしかけるのがいい。ムリに自分で止めにいこうとして、敵の反撃を受けて死ぬのはよくある事なので、最後まで油断してはいけない。

また、上泉信綱は気力が8たまると全体攻撃の「転」をかけてくるので、気力が8たまったら防御しておくこと。

終盤

剣豪エンドへの路
  • 御前試合優勝

 これは楽しいが、あっさりゲームが終わってしまう。要は上泉信綱塚原卜伝に1回勝てばよい。まず、価値7の武器と防具が必須。武器がないとダメージがろくに通らず、防具がないと1撃で死ぬ。防具がよくても一回秘技で斬りつけられると敗北必至なので、分身を出した状態で敵の攻撃範囲に入らぬように逃げ回り、攻撃は分身に任せる。なお、上泉信綱には通常の遠隔攻撃の他に全体攻撃の「転」があるため、上泉信綱の気力が8溜まったら、防御するか「無刀取り」でかわすこと。通常は敵と直線上に並ばないように移動し続ける必要があるが、とどめの一撃はこちらの方が先に発動するため、遠隔攻撃でもよい。

  • 全剣技習得

 弟子をハシゴしつづければ、そのうち全剣技を取得できる。

  • 弟子を20人

 大手の大名の兵法指南役になれば、確実に弟子20人は達成できる。

  • 門弟を一万人

 これは時間がかかるものの、達成は確実にできる。

大名プレイ

大名は、自力で日本統一を果たすのが目的である。そして、他の大名家に滅ぼされてしまえば、そこでゲームオーバーとなる。さて、大名に必要なものは、ひたすら、家臣団である。もはや、自分ですることは戦争と勧誘以外にはなにもない。外交も軍資金づくりも、すべて家臣にやらせた方が効率が良いのだ。

天下の形勢を観る

また、大名プレイ路には天下の形勢を察知する必要がある。このゲームでの歴史イベントは強力であり、歴史の流れに逆らうことは容易ではない。いま、自分の進めているゲームがどこまで歴史どおりに進むのか、現在はどこで歴史イベントが止まっているのか、それを察知すること、そして、そのイベントを進めることと止めることの、どちらが自分にとって得となるのか、それを見極める目が必要である。

とくに重要なのは「本能寺の変」である。このイベントが起こると起こらないとでは、大きく勢力展開が異なる。織田家以外でプレイしている場合には、「本能寺の変」が起こらない状態で、織田家服従せずに勢力を拡張するのは至難の業である。また、織田の勢力が伸びてこない九州や四国、中国、関東、東北でも、それぞれ、九州は大友・島津、中国では毛利、関東では北条、東北では伊達・南部が勢力を伸張するので、それに飲まれないようにする必要がある。

勢力展開について

織田家の拡張(近畿・北陸)

織田家は歴史イベントで、確実に斎籐家、北畠家、浅井家、六角家、朝倉家、三好家、筒井家を滅ぼし、赤松家を従属させるところまでは勢力拡張をする。例外ケースとして、本願寺が耐える場合や、朝倉家の調略前に上杉謙信が加賀まで進出している場合があるが、それでも滅亡どころか勢力減退すらしないのが普通である。

最大の敵は本願寺である。とくにCPUの織田家本願寺を滅ぼすのに時間がかかる。無事、本願寺を滅ぼすと、あとは織田家がひたすら勢力を拡張していく。序盤のシナリオからプレイを続けている場合、「本能寺の変」は発生条件を満たせず、起こらない事も多い。織田と敵対することが多い毛利、上杉がまず滅ぼされ、次に北条、伊達、長宗我部、大友の順に征伐していくと、「同盟家でも他の大名家があるとクリアにならない」ため、徳川との戦いが始まる。

本能寺の変が起きた場合は、一通りの歴史イベントを通って秀吉が織田家の勢力を手中におさめたうえ、徳川家なども属国にして勢力をなお拡大していく。

ただし、桶狭間以前から始まるシナリオでは、織田家が普通に今川家に平押しされて滅亡することも珍しくない。この場合、さまざまなイベントが起こらなくなるため(今川家が滅びないと武田信玄上洛フラグが立たないし、近畿は中小の勢力が割拠した状態のままになる)、全国的に地味な展開になる。

武田家の興亡(関東・甲信)

武田は武将が優秀なわりには滅亡しやすく、徳川家と同盟して今川家を滅ぼすくらいまではいいが、そのあと三国同盟を破棄した北条家&宿敵上杉家に攻められて大抵滅亡する。この結果、大抵北条家が関八州と甲信を抑える大大名となる。

今川家が健在で、三国同盟が維持できる場合、武田はすさまじい勢いで勢力を拡大していく。大抵の場合、上杉家を滅ぼすことに成功し、その余波で東北へ進んでいったりする。

伊達家の拡張(東北)

伊達家はなぜか勢力拡大をしやすく、気がつくと東北全部どころか、春日山城あたりまですべて伊達家の領土としている場合が多い。とはいえ、伊達は北条とは戦いを始めないので、そこが拡張の限界になり、たいてい織田家から攻められて勢力を減退していく。

ただ、土地の上で国土が拡大しても、東北は武将が過疎っているので、家臣はあまり揃っていないことが多い。

毛利と長宗我部、大友(中国・四国・九州)

中国地方は毛利が尼子を滅ぼすと、そのあとはほぼ勢力図が変わらない。せいぜい、宇喜多直家が簒奪するくらいで、それでも一個も領土がかわらない。四国は大抵長宗我部が、本土を追われた三好の残党を倒して統一に成功し、そこで領土拡張を終える。九州も、なぜか必ず大友が島津と龍造寺を併合して吸収統一に成功する。信長の野望シリーズでは、九州の3勢力のなかでは真ん中の大友が一番滅びやすいので、これは太閤立志伝の特色といえると思う。