虎よ、虎よ! (最後まで)

読み終わった。二日で読んでしまった。
やはり面白かった。最高だ。もし、なにか文句をつけるとしたら『ハイペリオンの没落』に比べて、完全無欠のハッピーエンドが描かれていないということ程度だ。

片っ端からアイデアが圧縮され、本来あるべき様々なものが足りないうえに、妙に悪趣味で、最後の論争部分はまるでΖガンダムの最後の舞台での演説のようで、「民衆には指導者が必要だ」「私は人類全てがニュータイプになる日を待つ」「それでは人類は地球を食い尽くすよ」みたいな過剰に青かったりする部分があって、それでも完璧だ。

珊瑚色の目ってどんなんだろうな。思い浮かべるのはコーラリアン。宇宙を渡る単独ジャンプといえば、ナデシコ。レーダー波が見える女の子といえば、lain

次は回帰祭。