隠の王 1〜6

隠の王 6 (Gファンタジーコミックス)

隠の王 6 (Gファンタジーコミックス)

アニメになった漫画を読もうシリーズ。面白かった。現代を舞台に、カラダの中に究極の忍術が封じられている少年を中心に、隠れていた忍者集団(風魔とか伊賀とか甲賀とか)たちが、集団に別れつつも、わりとアットホームな雰囲気のなかで、死んだり殺されたりと殺伐と戦う漫画。
Dグレイマンの絵柄で、ナルトをやったような話。兄妹関係にはしつこく描写するくせに、男女の関係が全体的にサバサバしているのがDグレイマンっぽい気がする。主人公を始め、各キャラクターの内面や背景がちゃんと描写されて、戦闘場面が少なく、ストーリー展開を追い掛けやすいDグレイマンだと思って間違いないでしょう。結構面白い。
一昨年ぐらい前から、「なんとかの王」というタイトルの面白そうな漫画がいくつかあるなあ、とぼんやり思っていたのです。ハリウッド系B級SFサスペンス・アクション「いばらの王」、巨大植物ロボットSFもの「緑の王」と来て、今回「隠の王」、現代を舞台にした忍者ものであります。次回は「しおんの王」なのカナ?

昨日読んだ「人類は衰退しました2」の後書きの内容が、「現代の学園で生きる忍者」「ビキニンジャ」の紹介だったのは、なにかのシンクロニシティか。「ビキニンジャ」ってひどい語呂だよな。