七周目

腐り姫

腐り姫

七周目。ヒロインは再び自称母親芳野。


蔵女が主人公の前に出現しない周。
そして、久しぶりに熊の話があり、そして一周目で蔵女の餌食になった二人の後日譚。


おお、そうか、これまで蔵女に樹理を感じなかったので、芳野さんは平静でいられたんだなー、という周。妹の潤は一周目から蔵女=樹理と見ていたのに、なんで芳野さんはそう感じないんだろうとは思っていたのだけれど。
そして、樹理を感じた芳野は狂っていく。
かわしまりの定番の、徐々に狂気に落ちていく演技。
被害をこうむった年月の長さでいうと、このひとが一番の被害者なのかもしれない。
まだ分からないが。


今まで、蔵女と樹理は対極にあるんだろうと思っていたが、なんか話を聞いている限りだとアンシーと馬宮程度の違いしかない。


また、冒頭に買出しにでてしまったため、二日目以降は家からほとんど出ない。
青磁もでてこなかったし、いなくなってしまったのか。
そのわりに、前の周では「サークルで一緒だった」だけのきりこが再び恋人の座に戻ってきている。記述ミスか、それとも一度消えても復活する人がいるのか。


芳野は赤い雪になって崩れおち、世界は雪につつまれる。