エンディミオン
- 作者: ダンシモンズ,Dan Simmons,酒井昭伸
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1999/02
- メディア: 単行本
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終盤のドラゴンボールZな展開が良かった。
人造人間16号VS18号。
「ハイペリオンの没落」は読んでないのですが、
「ハイペリオン」を読んだだけで、だいたい話はわかりました。
惑星ハイペリオンに住む27歳のロール・エンディミオンは、死刑となった。
そして、死刑となった彼は、伝説の詩人に導かれ、空飛ぶ絨毯にのって3世紀前からやってきた少女アイネイアーを救出し、数百年を生きたアンドロイド、Aベティックと、かつて領事の乗った宇宙船ともに、銀河を渡る探求の旅にでるのだった。
追っ手はパクス・復活派キリスト教団の神父大佐。
そして時折姿を現す銀色のシュライク。
つーか、「ハイペリオン」がドラゴンボールだとしたら、本当に「Z」だよなあ。
全作の長編小説に登場した数多くのエピソードを発展させつつ継承し、けりをつけつつ広げつつ、というのは「死者の代弁者」「ゼノサイド」くらいまで「エンダー」で成功してたやつだよな。
このインフラ気味な敵味方と、三世紀前に寸断された「川」を筏で下ることによって、幾多の惑星を転々とするストーリーは、ちゃんとしたアニメを見ている気分になる。
とはいえ、ちゃんとしたアニメは実はほとんど存在しないのだった。