メタルサーガ 砂塵の鎖

METAL SAGA ~砂塵の鎖~

METAL SAGA ~砂塵の鎖~


戦車が好きっていうのは、「人殺しの道具」が好きなんじゃなくて、
「大きな鋼のかたまりが動いていく」のが好きなんだ。


面白かったよ。プレイ時間32時間。レベル139。
メタルマックスは全く遊んだことがないので比較はできないし、イベントが長いゲームは嫌いだと連呼してる僕の個人的嗜好による部分は大きいと思うけど、やって良かったと思いました。


確かに最初の5時間くらいは見た目も微妙だし、内容も微妙だな、と思っていたんです。
5、6時間遊んだあたりで、トレーダーキャンプを守るべく人狩り戦車と戦うイベントがあったんですが、ダンジョンを一個とばしていたせいで、レベル差が激しく、あっさり全滅。キャンプへ戻ってみたら、トレーダーキャンプがきれいに全滅していたあたり、その辺りから、ハマリ始めました。
その辺りから、戦車が順調に手に入るようになったし、賞金首の出現密度もあがったし、なによりL2で戦闘を早送りすることを学んだので。

ぐっときた所。

・遠くへ行った者勝ち。
 自分よりずっと強い敵をやりすごして、一個でも先の街へ行くことが重要。
 終盤までは世界地図の空白を埋めていくこと、その後は空飛ぶ賞金首を求めて、ひたすら走り回るのが楽しかった。マップ上に、不自然な山脈や川など、障害になるものがほとんどなかったので、フィールドが楽しかった。
・倒した敵キャラのうち、人間は、明示的に「殺して」いること。
 序盤はモンスターだの機械ばかりが敵ですが、中盤から「仲間の仇」とつけねらわれたり、事情のある相手を、そうとは知らずに殺してしまったり。
 主人公が敵に向かって銃を撃っても「戦闘不能」というような言い方でごまかしてしまわないで、ちゃんとプレイヤーに「人間と戦った」結果と向かい合わせるというのは、いまどき珍しい心がけだと思う。
・何回か二度と聞かれない選択肢があること。
 助けた女の子に名前を教えない、を選んだら二度と聞かれなかったし、急いで助けなきゃ、と動いたら事情を聞く前に賞金首を殺してしまったり。
・ラストエピソード。
 序盤から出てきた黒服’Sは死ぬ*1は、精いっぱい頑張っても被害を「ある程度は」押さえられるだけだったり。
・エンディング後に、「結婚しよう」と申し込んだら、主人公と女の子の会話は「うん、いいよ」だけで、両方の両親が相談するのがメインイベントだった点。


あと少し、転送イベント見て、ドラゴンを倒すまで遊ぶべ。
つーか、自分で次の街の場所を探したり、自分で次に向かうダンジョンや戦うボスを決めるRPGって、いつの間になくなったんだ?

*1:ヘッケルとジャッケルは人間だったんだよなー。