ひぐらしのなく頃に 綿流し編 最後まで

祭りの4日後から先、むたくた長かったです。終わったかと思ったら続くんだもんなあ。やっと、アニメ版5話目のアバンタイトルまでたどり着きました。

とりあえず、圭一くんがなんか、絶妙に鈍いのはなんなんだろう。そのせいで、話が長くなっているような気がしてなりません。ワトスン役なのか、彼は。そして、非常に唐突に横溝正史的な因縁話になったのでなお吹いた。これは、「横溝正史的な因縁話」に見せかけて実はそうではなくて、という展開を狙ってやってるんだよなあ。そうだ、そうに違いない。

あれ? アニメ版だと、祭りの翌日の夜にマンションの一室から圭一に電話してくる詩音の姿、映ってたよな。あと、アニメ版だと人形の件で、詩音に謝ってないし。どう落とすんだろう、あれ。


以下、ネタバレ


綿流し編、いまさら推理編。

梨花はなぜ泥だらけだったのか

なんでだろうねえ。

魅音詩音

ああ、園崎家で二人を出迎えた魅音は、詩音なんだ。
閉じこめられていた方が魅音で、圭一と庭を歩いたのは詩音。だから背中の入れ墨を見せてないし、警察が死体を間違えてるのでなければ、あの日に死んだのが魅音であるはずだから。圭一が「助けてくれ」と言ったのが最悪だったのだな。そこで圭一を失神させて、魅音を殺して死体を隠し、詩音として地下から出る。精神錯乱しているフリをしたうえで、抜け出して圭一を刺して、自らもマンションから身を投げる。……これで、魅音/詩音の入れ違いはなんとかなる。のかな。圭一が刺された時間より、マンションから身を投げた時間のほうが、前なんだっけ?
するってえと、警察署長にナシをつけて、魅音の死体を運び出し、詩音の死体としてマンションの下にたたき落としたっていうのはどーだろう。入れ墨があるから分かるか。魅音だったら。片方が生き残っていないと、ラストにでてこれないもんね。圭一を始末しにでてきたのは、圭一が「魅音と話をした。詩音が囚われていた」と証言しないとマズイからで、圭一を引っ越しさせたのは、察しの良いレナに近寄らせないためではないか。で、その両方に始末がついたので、圭一を消しに再度現れた、と。
それで庭から地下では、「魅音は」と三人称で喋ることが多いのかというのは余談。あと、魅音が詩音に対していつも威張っていたのも当たり前の話。いや、「実は三つ子だった」というオチはありだと思う。個人的には。

つまるところ、「綿流し編のお疲れ様会」で魅音が「今回はわたしが主役の話だった」というのすら、後半物語をひっぱったのは魅音だったという誤解を与えるための誤誘導だったのではないかなあ。さて、じゃあ、詩音が魅音だったとして、動機はなんだろう。

鷹野さんの死亡日が合わない件

どうなんだろうねえ。鷹野さんも双子だったのかなあ。

猫さんと犬さん

梨花ちゃんが、詩音/魅音のことは「猫さん」「姉猫さん」と呼ぶのに対して、村長を襲った犯人は「犬さん」と呼んでる。怒っているのは「姉猫さん」なのに?

魅音の豹変

さとこと梨花がいなくなったタイミングで魅音が豹変するのは、自分が犯人であるから、というよりも、詩音が犯人であることに気がついたからではないか。犯人はレナかもしれないが。

レナかもね

村長、さとこ、梨花が殺された件については、犯人はレナかもしれない。犯行時点の梨花の行動については、レナの推測しかないわけだし、二人の失踪と園崎家を結びつけているのも、レナが圭一に渡した回覧板によるものだ。
……その場合、大石がなんで園崎家に目を付けたかがわからないか。大石の場合、他のものを見ていたのか。

お堂のなかで聞こえた音とは何か

二人が見ていたものは、別のもの? なぜ、圭一にだけ音が聞こえなかったのか。