ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編&暇潰し編

腐る、腐り落ちる、世界。

「また、逢うたな−−−−」

千切れたわたの流れる祀りの夜に、浅葱の服の少女とであった。
少女は腐り落ちた果実の臭いがした。


同人ゲーム版を去年の正月に買ったものの手をつけられず、そのうちやろうと思いつつ、世間のネタバレも見ないように頑張ってきたが、もう夏も終わるんでさすがに手を付けることにした。……やっぱり漫画はいいなあ。4冊1時間くらいで読めた。「鬼隠し編」とか漫画だと2冊だけど、ゲームだと8時間くらいかかったもんな。これ、全部ゲームでやってたらどんだけ時間がかかったんだ。
でも、ゲームはゲームで手を付けないのは惜しいなあ。
あと、某ブログで二年くらい前に漫画で色々読んだと書いてあったので、もっと前に全部完結しているものだと思ったけれど、意外と最近の刊行なのな。今回、レンタルして読んだんだけど、あとの「解」の漫画版も在庫あるんかな。同時期に完結なら、そろそろ在庫がありそうだけど。……なかった。早く入荷してください、Eブックオフさん。

みー。しかし、この話、構成がぐにゃぐにゃな話だよなあ。単純な鬼隠し編の逆さ写しの展開にするだけで終わらなくって、前半分のエピソードがくっついてしまったのが、こんなぐにゃらぐにゃらした編成になってしまった原因なんだろうか。ワールドエンブリオの展開も、唐突にクーデレヒロインが眼鏡イインチョになったりして、よっぽど右往左往しているけど、あれは連載漫画なのに、これは実質書き下ろしだから、もっとぴしっとした編成でいいような気がするんだけど。
と、短い話が好きな私は思うのでした。


そして、世界はまた、赤い雪に包まれて滅びる。
どんどん腐り姫要素が増してきている気がする。