戦国の本(講談社プラスアルファ新書)

冒頭の数頁が面白かったので買って読んだ見たが、この手の新書には外れが多く、この本もやはり中盤以降はひどかった。とても編集が入っているとは思えないような単純な誤植や間違いが多い(宣教師が日本に伝えたのが「ウス」だと書いてあったのは三回ぐらい読み直したが、どう見ても「ウス」と書いてあったり、関ヶ原の後で家康に謝罪したものの土佐を召し上げられたのが長宗我部親になっていたり)。また、個人的な思いこみが混じりすぎているし、文章も唐突で説明が抜けている所が多く(特に「東西の決戦」という言葉が多用されるものの、文脈上関ヶ原の合戦のことなのか、大坂の陣のことなのか判然としないことが多い)、引用元が大河ドラマだったりするのに至っては同人誌かと思った。
講談社プラスアルファ新書は鬼門だなあ。と思ったのでタイトルは伏せる。