ふたつのスピカ
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2005/06/08
- メディア: DVD
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二月くらいにコミックスを始めて手にとって、それから漫画を読み、
このテレビシリーズを通して見たわけで、今年はスピカの年だったなあ、
と後年思い出すと思います。
たぶん。
コミックスは1〜8まででていて、続刊ですが、
このアニメは一昨年の作品なので、1〜3までをベースに、
一部5,6巻くらいのエピソードを交えて構成されてました。
原作でもあまり話をふくらませない部分だけで22話の構成をしてしまっているうえ、
「2015年の打ち上げ花火」〜「アスミの桜」までの過去編も途中に5話挿入しており、
展開は非常にゆったりとしています。
残念なのは、作中で圭も言っていたとおり、「走ってばっかり」だった辺りかな?
原作では佐野先生の話が終わった後は、天文台に出かけたり水中で作業訓練をやったり、
小笠原にシャトルの打ち上げを見に行ったり、プラネタリウムに行ったりするのですが、
その辺をばっさり切って、いきなりサバイバル訓練につなげているため、
あんまり宇宙学校っぽいエピソードはなく、普通の学園ものとして見るのがよいのかな?
全体として、コミックスでは後付で膨らんでいった設定がわりと序盤から、
伏線として貼られてますし、かさねのエピソードとか圭の眼鏡とかの改変部分も、
原作ではとんがってしまった部分を丸めた演出として見れました。
が、なんか、「宇宙へ」って言葉を補強するエピソードに乏しいのは、
「スピカ」をアニメ化したもの、としてはちょっと残念な気がします。
あと、家庭内において「アレはライオンさんじゃない」という声多し。
たしかに桐生冬芽の声でしゃべるライオンさんには猛烈な違和感がありました。
ただし、オープニングの出来は本当にすばらしいので、一見の価値があります。