メモ。自分内、多重人格ヒロインまとめ

私のなかの、百のけだもの。

変身・分裂系

  • 天野美紗緒(変身→統合):プリサミ
  • エレナ(変身→分裂):グランディア?
  • 獅堂光(分裂→統合):レイアースTV版2期
  • 園村麻希(分裂→統合):ペルソナ
  • アリス(変身→統合):Forest
  • アリス(霊体→本体):いばらの王
  • パプリカ(夢の存在→統合):パプリカ

姿まで含めて、実際に見た目も「変身」する例。
それぞれ、ファンタジーな設定が背景にあって、「変身」することや、「分裂」したことが正当化されている。
亜流として、それぞれの人格が独立行動する「分裂」がある。ストーリー上は、分裂や変身はヒロインの心の動揺や葛藤、明るいヒロインの黒々とした部分を表現していることが多く、人格が統合されることで概ね大団円を迎える。
変身する先が「こうありたい理想の自分」である場合と、「認めたくない醜い自分」である場合が2大パターン。
ただし、エレナ・ミレーニアはそれぞれの人格が成長して独立した珍しい結末を迎える。なお、「まほらば」の青葉梢は本来多重人格だが、アニメでは「変身」という扱いになっている。

多重人格系

基本的に外見は同一人物で、性格が変わる例。
上記に比べると「多重人格」は比較的リアルに病気として扱われ、その原因となったトラウマも相応に重たい内容となる。いわく、両親からの虐待、自分が信じていた相手の裏切り、周囲からの陰惨ないじめ、拉致体験などなど。
上記において、「多重人格」であることは「一人の人間の中での葛藤」を現しているが、こちらの例では「過酷な、認めたくない世界からの逃避」であることが多い。「変身」において、変わりたいのは自分自身だが、「多重人格」の場合は自分にとっての世界を変えたい、ということが根源にあるパターン。
ストーリーは入り組んだヒロインの心を解き、ヒロインが過去のトラウマを克服するか、その経験から解放されることで大団円を迎える。
また、最後に至る過程で、当初本来の人格であると思われていたのが、多重人格の一つに過ぎなかったことが明かになり、当初とは別人となることで終末を迎えるパターンもある。

*1

備考

本来一人の人物であったものが、分裂し、再統合する例。
失った、あるいは一度捨てた自分をもう一度再評価して、認める、という顛末になる。

*1:「電波オデッセイ」も、こういう話なんじゃないかと疑っているが、いまだに4冊目を発見できずにいる