王妃マリーアントワネット

83分。予告編などから、むっちゃ軽い映画なのかと思っていたら、ちゃんと「ベルサイユの薔薇」の総集編みたいな、歴史的なイベントを網羅した内容になっていたのは良かった。視点としては、国王ルイ16世についてはけっこう同情的。王朝の滅びるときに、遠国からやってきた王妃。なんだか見ていて大河ドラマ篤姫」のことを連想するような映画だった。ようするに、そんなに映画としての迫力があるものではなかったんだ。

篤姫」で、なんでもかんでも篤姫がやってしまうのはどうかと思うが、人の手柄までヒロインが奪ってしまうのは、もう「まつ」や「千代」で慣れたので、もう何をしてもいいと思う。ハリスとヒュースケンの顔をみるたび、笑いがこみあげてくるのは「ギャグマンガ日和」のせいだと思う。