今夜、宇宙の片隅で

2000円くらいのボジョレー買ってきて、雪印カマンベールチーズをつまみに一杯。オイラはビール党なんで、もともとめったにワインなんて飲まないし、お祭り騒ぎするようなもんではないと思うけど、「年に一回、ちょっといいワインを買う」というのは、まあこれはこれで良い習慣なんじゃないかと思う。

篤姫も、もう2回くらいで終わりかあ。あの勝海舟はあまりに良い役過ぎるなあ。あんなに胆力を兼ね備えた先見性のある万能な役人じゃなくて、わりとホラ吹き気味な人だったという印象を持って居るんだけど、話を落とすために、篤姫代理人としての勝がすごい有能な人という扱いにしているんだよなあ、とか思った。みんな落ち込んでいるところに松坂慶子が出現したのには、思わず涙ぐみそうになった。なぜ松坂慶子ごときで泣くのか。というのは、半年前の主要登場人物が、いまではみんな死んでしまったからだろうなあ。演じている本人はともかく、周囲の人間のために悪役を買って出る西郷というのは、後の西南戦争を彷彿とさせていいなあ。でも、そんな西郷が主役を張る官軍の会話の絶妙な「薄さ」に軍関係の考証をしてくれている人が手薄なのかなあ、と不安になる。まあ、確かに篤姫は戦争がメインじゃないんだけど。