翠の星の愚神ども―ジェスターズ・ギャラクシー〈2〉
翠の星の愚神ども―ジェスターズ・ギャラクシー〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 新城カズマ,おもて空良
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2003/05/01
- メディア: 文庫
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新城カズマとしてはヤングアダルト小説の王道をいってて、珍しい。
いつものは嘘が八割で、まれに心情をちらっと見せる、のだが、
同時に星のバベルを書いてたせいか、意図的にジュブナイルやってる。
銀河帝国の末期。傾きかけた帝国を共和主義者の魔の手から守るべく、
奮戦する皇帝直属の騎兵たちの友情と挫折を描くSF小説シリーズ。
けっして大宇宙新撰組ではない……はず。
貴人も貴族も、共和主義者である共和主義者も、
少年少女は気高く、純粋であり、
青年たちは頼もしく、時として万能であるのだ。
イメージで見せるタイプの作家でないため、
密林惑星を描くのに成功してるか、っていうと、
どーなんだろうな、って感じだが。
策士たちと、その網の中を突破する大馬鹿もの。
……それだけでシリーズが続くのか?