ホワイトアルバム 第十二頁

「緒方理奈の長まわし」として後世に伝わる最終回一個前のかんたん作画の回だった。ということにしよう。

一枚絵が多い回だったな。理奈ルートの攻略失敗したものの、いまさら由綺ルートには戻れず、バッドエンドが確定した回なんだろうか。というか、誰のせいでもなく、自分たちが主原因で墜ち込んでいくカップルだなあ。こいつら。

PCゲーム版だと、もうちょっと緒方兄が目に見える「障害」というか「敵役」をやってくれるのだが、アニメはここ何話か緒方兄の影が薄いから、冬弥がひたすら自滅していく話に見えるなあ。というか、ゲームでもあちこちのヒロインにまんべんなくフラグ立てしていくと、こんなような展開になるような気もしないでもない。そういう意味では実際のゲームに準拠した展開なのかもしれない。

??? 弥生さんと冬弥の関係がいつの間にかPCゲーム準拠の関係になってて驚いた。 PS3版ではどうなるんだろう。

マナの家族像についての報告。ああ、そこにつなげるんですか。

エコーズの店長に殴られる冬弥。最低だなあ。『貴様のやった事、どんな理由があろうと犬畜生以下だっ!鬼だ!外道の極みだっ!(ブレンパワードより。伊佐未勇が、自分の姉と母を寝取ったと高笑いしたジョナサンへ向けての台詞)』他人を非難するときのトミノ台詞の語彙はすばらしいと思うが、まあそんな感じな主人公だなあ。
由綺の話になると声を上げて泣くくせに、その数シーン後では弥生を押し倒しているのはどういう脳みその構造をしているんだ。自分はむしろ被害者だ、ぐらいの事を思っていそうだよなあ、こいつ。『自分が悪だと気付いていない、最もドス黒い悪』だ。

出番が多くても空気的な存在から逃れられない先輩。七瀬役、って楽しそうな演技してるなあ。

そして、第二部に繋がるらしい。いいじゃん。クリスマスライブで破局したってことで終わりで。
それにしても、はるかの役回りは忍者か何かか。最後の出番かもしれないのに。