燃えるゴミの分別問題

今日久しぶりに会社にいって、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」のゴミ箱の前でしばらく考えた。私が手に持っている弁当を食った割り箸は、「燃えるゴミ」だろうか。
確かに一般的に割り箸は燃える。だがしかし、実際にこの割り箸が燃えるかどうかは燃えたことを観測しないことには分からないのではないか? たとえば焼却炉で燃やしてみると、この割り箸だけがなぜか燃えないで残るかもしれない。あるいは、この箸は一件木製に見えるが、実は火に強いプラスティック製かもしれない。
天啓が私の脳裏をよぎる。「燃えるゴミ」かどうかを、分別するタイミングで判定することはできないのだ。

繰り返しになるが、「燃える」か「燃えない」かは、実際に燃やしてしまわないとわからない。焼け跡から「燃えたゴミ」と「燃えなかったゴミ」を区別することはできても、将来のある時点において確定的に「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」を分別することは不可能だ。
人間にできるのは「燃やすゴミ(実際に燃やしてみて燃えるかどうか確認するゴミ)」と「燃やさないゴミ(燃えるかどうか確認しないゴミ)」を分別することくらいだ。

だが、そこまで考えたところでよくよく周りを見渡せば、ゴミ捨て場の目立つところには「弁当のゴミ」という分類があり、迷うことなく私はそこへ割り箸を捨てたのだった。横には「缶・瓶」「ペットボトル」「紙コップ」という分類があり、普通にこういう分類にしてくれればいいのに、と思った。


……イーガンばっかり読んでたから、そんなアホなこと考えたんだろーか。
思いついた時は結構面白いと思ったが、書いてみるとそうでもないな。

チューリングマシンの停止問題 - Wikipedia


あと、さっきエキサイト翻訳で見ると燃えるゴミは「Burnable waste」。
ああ、それなら矛盾はない。Burnableか、non-Burnableかは、見ればなんとなくわかる。日本語でもそうか、「燃えることができるゴミ」と「燃えることができないゴミ」なら分別……あれ、「燃えることができない」って、どうやって確認すりゃいいんだ?